”繁盛する接骨院・整骨院”と”繁盛しない接骨院・整骨院”の違いをご存じでしょうか?今や全国に5万件を超える接骨院・整骨院があります。
競争が激化しているこの時代において、”繁盛している院”と”繁盛していない院”には法則があります。
そこで今回は、繁盛の違いについて詳しく分解していきます。
▪繁盛している院としていない院の違いから法則が身につく
▪集客に必要なスキル
▪接骨院・整骨院の運営上の考え方
繁盛している院
繁盛している院では、当然のことですが月間目標・顧客数・継続率の3つを必ず意識しています。
月間目標は、数字目標や行動目標です。標があることは何かを成功させようとするときに必要な指標になります。
数値だけを意識するのは、押し売りになりやすく、リスクを伴います。すなわち目標を達成することが目的になってしまうのでここには注意が必要になります。
月間目標
高校野球で甲子園を目指したり、高校サッカーで選手権出場を目指すのと同じように目標がある方は何をすべきかを抽出できます。
売上目標・部門目標・行動目標など大きな目標だけでなく分解しながら立てるようにします。そして、目標達成した後にどんな効果が得られるのかを想定していきます。
目標達成したら、仕事をしなくなるわけではないので次のことも考えておきましょう。目標を立てると末日に達成していればいいという思考になりやすいため月間内早くの達成は難しくなってきます。
そして、目標達成する際に大きなポイントになるのは行動をどれくらいできたかが重要になります。この行動量と成果がリンクするようにするのが難しくなってしまう場合が多いです。
目標を達成できる人と出来ない人の大きな違いは、行動の量もですがその行動による成果です。この部分は行動をした後の現状把握と要因分析が重要な観点になります。いわゆるPDCAサイクルの中でも一番気を付けてみていく項目です。
PDCAサイクルの”現状把握”と”要因分析”については下記をご覧ください
顧客数
顧客数は実際に利用している人数が何人いるのかを把握するだけではありません。ここのフェーズでは、顧客の利用状況を四半期で見ることが重要になります。いわゆる継続率を正確に出し、分析していくことで大きく改善することが可能になります。
【見るべきPOINT】
・現在の顧客数
・先月、先々月の顧客数
・先々月から先月までの離反者数
この上記3つで必ず見るべきは、顧客の動きです。新規の顧客が多く来ても既存の方の施術内容が悪くなってしまう場合には危険です。結果として、離反率上昇という課題が出てきやすいです。
これからの接骨院・整骨院業界は新規獲得が更に難しくなっていきます。
そこで、新規獲得に依存しない経営戦略にシフトしていくことが重要になってきます。現在の離反率を把握できていない場合には、離反率の把握から始めるといいでしょう。
離反率が出てきたら次に”離反理由”をそれぞれに書き出していきます。やむを得ないような離反は除いても問題ありません。(引っ越しや病気など)
技術提供の不備だけでなく、様々な要因が隠れている可能性があるので正しく現状把握と要因分析を行なうようにしましょう。
継続率
先ほど説明をした離反率と繋がる話ですが、継続率も重要になります。ここでの継続率は、月跨ぎの継続だけでなく”初診から何か月継続しているのか”という継続率です。
離反をしてしまう理由と継続してもらえる月数の傾向は相反しにくい項目です。つまり、離反が発生するタイミングと継続経過期間は同じということです。
離反せずに継続期間が長い場合には、症状が重い方(骨折・脱臼など)や慢性的な痛みを持っている方(肩こり・腰痛)、痛みの強さに限らず人格に共感していただき継続して利用したいと感じている方など複数のパターンがあります。
・初診からどのくらい継続しているのか・継続している方の傾向・継続している方々へのアプローチ方法
継続してもらうことだけが目的ではありませんが、ケガや痛みを良くしていく上で定めている期間はどの柔道整復師の先生にもあると思います。その定めている期間よりも前に離反してしまう人は、なぜ継続していただけなかったのかを探る必要があります。
また、継続していただいている人たちに対するアプローチに傾向がないのかも探っていく必要があります。この傾向が見えてくると自院の強みにもなってくるので、安定かつ繁盛した店舗運営ができるようになります。
リピート率80%以上はこれからの接骨院・整骨院に欠かすことのできない指標ですので以下の本を参考にしてみてください
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まとめ
今回は、繁盛している院と繁盛していない院の見るべき法則についてまとめました。
運営上の中身(回数券やどんな治療をしているかなど)を見る前に、本質的に必要な項目を把握することが重要です。
売上の公式を知らずに繁盛している院と繁盛していない院を見極めるのは難しいです。まずは、大枠の法則を確認し、自院の現状把握と要因分析をしっかりと行なうことで3C分析などに移ることができます。
【売上の公式】
客数×単価×利用回数(購入回数)
今回の内容を一度見つめなおして繁盛する接骨院・整骨院経営にしていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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