接骨院・整骨院は年々増加傾向であり、現在接骨院は5万件以上もの数があるとされています。
当然の話ですが、その中で勝ち抜いていくには集客は必要不可欠となります。
「集客が上手くいっている!」という接骨院と「集客はほぼ上手くいっていない・・・」という接骨院の差は何でしょうか?
考えられるのは、立地や住民の数、コンセプトの有無、天気や自然の影響(コロナウイルス等)などでしょうか。
ですが!立地や外部の環境だけのせいではないハズです。必ず自院もしくは自身に原因がある場合が多いです。
▶最近、思い通りに集客が出来ていない
▶売上に伸び悩んでいる
▶何から手をつけていいか分からない
一つずつ分解して見ていき最終的には集客につながる内容をご紹介していきます。
集客できていない理由
集客できていない原因や理由が把握できていない状態では、現状を変えていくことも難しくなります。
集客をする=売上目標や店舗の大きさに対してどのくらいの患者数が必要なのか。
最低限上記の内容は把握していないと、どのくらいの人数を集客しなくてはいけないのかが明確になりません。
▪売上目標(構成項目)
▪新患数
▪総患者数
▪1人の単価平均
▪1人の来院平均日数
上記の項目の現状を把握できていると、次の一手を考えることが出来ます。顧客数と単価を比較したときに適切な新患数は何人なのかが出てきます。
そして、その出た数字で売上目標を達成ができるかどうかを組み立てていきます。
売上の伸び悩みの原因
売上の伸び悩んでいる場合に、必ずやるべきことがあります。
それは、現状把握と要因分析です。
この現状把握と要因分析はPDCAサイクルのCの部分にあたります。
基本的に運営において、PDCAサイクルを回すことはビジネスの基礎基本です。
▪D・・・Do(実行)
▪C・・・Check(現状把握、要因分析)
▪A・・・Action(改善)それぞれの詳しい内容についてはこちら▼
▶ PDCAサイクルと目標達成
売上が伸び悩んでいる項目を正しく抽出することで原因を特定することが出来ます。
往々にして原因となりやすいのは、新患人数の不安定さです。
新患の方が安定して来ないのは、オンライン上のマーケティングだけではありません。今まで来ていただいた方々からの紹介はどのくらいありましたか?
この紹介者数が少ない場合はどんなことが起きているかは想像できると思います。
美味しい洋食屋に行ったとします。
そのお店のオムライスがとても美味しく気に入ったアナタは友人へお店を紹介することにしました。
「○○○っていうお店のオムライスが美味しいから一度でいいから行ってみてよ。」
この会話にはいくつかポイントがあります。
✔お店に行った時の感動が他者への紹介行動を促した
✔友人に勧める際に何が良いのかが伝わっていた
✔来店を強く促す”一度でいいから”という言葉が出てきている
このように紹介されるお店というのは、顧客がサービスの内容に価値を感じるから他者へ紹介を促します。つまり、接骨院で紹介で来院する人が少ないのは価値を感じていない可能性が高いからです。
なので、ありとあらゆるマーケティングスキルを使って集客が出来たとしても離反する可能性はとても高くなることが容易に想像できます。
上記はあくまで一部ですが、売上が上がらない背景が何なのかを見つけることがとても重要になります。
何から着手するべきか
最後に何から着手すべきかについて。です。
それは、一番苦手とする項目と得意とする項目を理解することです。
柔道整復師としての自身の仕事内容を把握するところがスタートです。
腰部の症状改善は得意だけど、頸部の症状改善は苦手。など。
このように細かく分析していくことでどの症状の人が離反しやすいのかなどを把握することができます。
その苦手項目と離反患者が把握できたら、次はその苦手項目を克服することに取り組むだけです。このように大項目から小項目へと分解するように分析をしていくと何からやるべきなのかが明確になるハズです。
これは上記の得意・苦手だけでなく、どの項目にも使える考え方です。
特に人が一番避けたいと考える苦手項目に関しては自身と向き合い正しく抽出することで何から着手するのかを考えられます。
まとめ
これまでに説明してきた3つをしっかりと行なうことで、次に初めてマーケティング戦略に移ることができます。
これまでの項目を飛ばして、新しいことや得意なことだけに目を向けている場合に成功する可能性は高くはなりにくいです。
筋トレをするときも同じではないでしょうか。
どの筋肉、どの動きが弱いというのが分かるから鍛えようとするはずです。
なのにそれを把握せずにスグに次の筋肉に対する新しいトレーニング、いつもやっている筋肉だけをひたすら鍛えるトレーニング。
これでは、理想の身体に近づくのに時間が長くかかるでしょう。
このようにビジネスも別の内容に置き換えた時に、今の状態はどうなのか?を考えることで正しい解決策が出てきます。
主観ではなく、客観的に俯瞰することを必ず行なうようにしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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