接骨院を開業して成功できるか、失敗してしまうか。
この差は、単純でどんなコンセプトの接骨院かどうか。です。
コンセプトの決まっていない店舗を想像したら失敗しそうなのは容易に想像できます。
今や接骨院に限らず飲食店でも○○専門店といった専門性のある店舗が増えてきています。
例えば、ドクターストレッチやライザップなど。
この単語を聞けばどんなコンセプトで運営しているのかが認知されているためほとんどの人がご存じだと思います。
そこで、今回は接骨院のコンセプト決めについて紹介していきたいと思います。
接骨院で出来ること
開業するときに絶対に避けては通れないコンセプト決めですが、まずは接骨院で出来ることと出来ないことを正しく判断することが重要になります。
接骨院で出来ること | 接骨院では出来ないこと |
・健康保険を使用した施術 ・テーピングや包帯を使用したサポート ・徒手検査を用いた問診と施術 ・運動療法(リハビリ) ・捻挫、打撲、挫傷、骨折、脱臼の施術 |
・レントゲン、MRI、CT撮影 ・手術 ・投薬、注射 ・ ・ |
また、接骨院同士でも違いが出てきています。
従来の接骨院 | 現代の接骨院 |
・健康保険を使用した施術 ・テーピングや包帯を使用したサポート ・徒手検査を用いた問診と施術 ・運動療法(リハビリ) ・捻挫、打撲、挫傷、骨折、脱臼の施術 |
・骨盤矯正、姿勢矯正 ・長い時間のマッサージ ・美容を謳う医療機器 ・高値の回数券を販売 ・筋膜リリース中心の施術 |
上記は柔道整復師なら当然ご存知のことだと思います。
ですが、この違いを理解しどんな戦略を立てるかが成功のカギを握っています。
特に競合となる同業の接骨院のコンセプト確認は必須です。
マーケティングの基礎でもある3C分析のひとつに
”競合”を分析するフェーズがあります。
今後同じ業界で勝ち抜くためには
分析は避けては通れない道なのです。
3C分析の詳しい内容はこちら▼
3C分析とは?接骨院経営での活用ポイント
接骨院のコンセプト決め
地方などの場合だと、自由度高く様々なことが出来るような接骨院であることが大切になるので従来型と現代の接骨院の形を融合させていくと広いニーズにマッチするはずです。
ですが、広範囲でマッチさせる際にもコンセプトは大切です。
市場のニーズと自身のできること(強み)が適切なコンセプト選定となります。
では、首都近郊の接骨院はどんなコンセプトがいいのでしょうか。
もちろん得意なことを中心に決めていくことは大切です。ですが、現代の接骨院のコンセプトが増え続け飽和状態になることが予想される中であえてレッドオーシャンである骨盤矯正等にいかなくてもいいのではないでしょうか?
市場のニーズは常に変わり続けます。
ストレッチ専門店なら、ドクターストレッチ
ダイエット専門店なら、ライザップ
「○○○でお悩みなら、○○○接骨院」
前の○○○がコンセプトになるので、集客にもつながるホームページやチラシ、DM、SNSなどで活用していくことができます。
ここではコレにしましょう!という回答ではなく、コンセプト決めの考え方を知って欲しいのです。
これからの10年間で時代は急速に変化していきます。今の流行は必ず廃りがきます。そのようなことも想定した現代の接骨院の次を考えていかなければならないということです。
▶今の得意ジャンルは何ですか?
▶今の患者様はどんあ人たちですか?
▶今の接骨院にコンセプトはありますか?
上記のヒントから、自院や自身の現状把握をしてみましょう。
現状把握と要因分析について
詳しく知りたい方はこちら▼
PDCAサイクルと目標達成
どんなマーケティングをしていくか
マーケティングの内容はいたってシンプルです。
ホームページやSNSなどをネットを中心にコンセプト認知をしていきましょう。
国民の約80%以上が携帯を所持しています。
そして、来院する店舗を決める際に行うアクションの一つが「ネット検索」です。
このネット検索をかけた人たちは、治療に対して前向きな方が多いため訴求する内容も大切になります。
今の時代、集客はオンラインの活用は欠かせませんし、コンセプトを的確に訴求していくとその内容にマッチした人が集まるようになります。
▶それを利用したら何が解決するのか
▶価格ではなく価値が伝わる言葉選び
▶詳しい情報まで記載されているか
まとめ
現在の接骨院業界を理解し、コンセプトを決めて訴求していくことが重要であることを紹介してきました。
訴求する流れを予め決めていくと、市場の認知度も向上するので店舗の近隣だけでなく距離の離れた方も来院してもらえる状態を作り上げることも可能になります。
また、そのコンセプトに沿ったサービスを受けて満足度が高かった場合に別の方に紹介をしてくれるかもしれません。
新規の集客ができるかどうかの違いはここにある場合が多いです。
コンセプトをしっかりと決めて訴求する。
その訴求で来た人たちの満足度が上がるようにアプローチをしていく。
そうすることで最終的に紹介につながる。
このような流れを目指してコンセプト決めをしっかりと行なっていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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