マンダラチャートという言葉をご存じですか?初めて知った方も多いのではないでしょうか。今やメジャーリーガーとして有名になった大谷翔平選手も高校時代にマンダラチャートを作成し目標達成をするために必要な行動や思考を身につけていたそうです。
今回は、目標を精度高く達成していくために必要な順序や思考をご紹介していきます。
上記のようなお悩みの方は以下の内容をご覧いただくことで目標達成のイメージが沸くと思いますのでぜひチェックしてみてください。
今回ご紹介するマンダラチャートは、ビジネスやスポーツなど様々な分野で使用することができるので「売上を上げたい」「野球で全国大会に出たい」などの目標がある方にぜひ知って欲しいです。
マンダラチャートとは?
まず、結論からご紹介していきます。マンダラチャートとは、仏教に登場する曼荼羅(マンダラ)模様に由来するものです。 曼荼羅模様のようなマス目(9×9=81マス)を用いて、そのマス目一つ一つに自身の頭に浮かぶアイデアを書き込むことで、アイデアの整理や拡大などを図り、思考を深めることで行動に繋げるもののことです。
真ん中には最重要である目標を書きます。その目標を達成するために必要な項目を埋めていく作業になります。
大谷翔平選手が実際にマンダラチャートを作成したときの内容がこちらです。
この内容の凄さはもちろんですが、何よりも凄いのが高校1年生の時の彼が書いた内容ということです。彼にとってプロ野球の世界に入るのは当然の通過点であり、その中でも12球団中8球団から指名をもらうことを想像しているのです。3年先の将来を想像し、着実に行動していった結果が今の活躍に結び付いているのではないでしょうか。
今回紹介しているマンダラチャートを提唱している方の本がこちらです。漫画で描かれた内容で目標達成に関する思考を学べる一冊になっています。
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マンダラチャートの思考を高めるにはこちらの一冊がオススメです。使い方も詳しく学べます。
仕事も人生もうまくいく! 【図解】9マス思考マンダラチャート [ 松村剛志 ] 価格:1,430円 |
上記の内容を見て、どう感じるかは人それぞれだと思いますが”接骨院の売上を上げたい”、”柔道整復師として年収を○○○万円にしたい”など自分自身が目標とするものを真ん中のマスに入れることが大切になります。
次に実際にマンダラチャートのやり方や場所の順番などを説明していきます。
書き出しのポイント
マンダラチャートの真ん中は必ず成し遂げたい目標を書きます。その周りを囲む8マスには、目標達成のために必要課題となる要素を埋めていくようにします。埋めていくときの順番は左上から書き出し、右回り(時計回り)に書いていくようにしましょう。思考を整理するために行なうので8項目以上出てくる場合には取捨選択をして必要な8項目に絞るようにします。また、その反対に出てこない場合には空欄でも大丈夫です。最初から全てが埋まらないケースは当然あり、何よりも大切なのは出てきた項目に対する行動力です。
マンダラチャートは9×9=計81マスを埋める作業なので、時間を必ず設けることが大切になります。中心の9マスから始めていきますが各ブロックを5分間で行なっていきます。5分間で全て埋まらなくても無理に埋める必要はありません。また、マス以上の案が出てくる場合には端に追加で記載して問題ありません。
埋まらなかった箇所は抽出した要素を変更するかどうかも検討をするべきことかもしれません。基本的にはすべての項目が埋めることができる
抽出した8要素
最初の真ん中に書き出した目標に対して、必要な8項目を中心ブロックに埋めていると思います。この8要素に対する具体的な行動施策を埋めていくことがベストになります。下の画像は8項目の周囲に記載するブロックの内容を拡大したものです。具体的な施策は、達成の可否が分かる内容を入れていきます。ここで抽象的な内容や主観で判断してしまうような内容の場合、仮に達成できなかったときに言い訳にしてしまう可能性があるためです。
例えば、立てる行動施策が「時間を作る」とした場合に、”どのくらいの時間を作るのか”まで記載することで”何に対して、どのくらいの時間を作るのか”を誰が見てもわかるからです。もちろん最終的に行動をしていくのは本人なので他人は関係ありませんが、自分自身の目線を高く持つために達成可否の判断ができる施策が必要になります。
マンダラチャートのメリット
マンダラチャートを作成することで3つのメリットを得ることができます。
①主観的思考から客観的思考に変われる
②思考のブラッシュアップとマインドセット
③書き出した施策が結果を作る
上記のメリットが全てではありませんが、作成にかけた時間が自身の思考の整理に役立ち、作成したマンダラチャートが道しるべとなってくれるので目標達成に近づける可能性はとても高くなります。
マンダラチャートのデメリット
マンダラチャートのデメリットも主に3つ出てきます。
①作成に時間がかかる
②思考の整理に時間がかかり完成しにくい
③目標達成をイメージしていないと完成しない
作成をすることで得られる効果よりも現状の状態や感情が安定していない人はなかなか完成させることが出来ずに結果的に挫折してしまうケースは少なくありません。時間をかけても埋まらないマスが多かったりすると、かえってモチベーション低下を誘発する可能性があるからです。
マンダラチャートの期限
マンダラチャートを作成していくなかで、真ん中に書く目標に具体的な期限を設けるとより精度が高まります。期限が曖昧だと、”いつか叶うと良いな”や”来月から始めよう”というような感情に流されてなかなか始められなかったり、成果は見込みにくくなります。
短期で考えるのではなく、中長期目線で目標を捉えることが大切になるため1年~3年以内の目標設定でつくることをオススメします。1年という短い期間でマンダラチャートに埋めた内容をやっていくには行動力が大切になります。”思っていてもなかなか動き出せない”人はたくさんいます。このようなことから中長期で考えて、逆算思考で今やるべきことを抽出した方が目標達成率は上がってきます。
運用ポイント
次に運用していく上でのポイントをご紹介していきます。目標達成には何が必要なのか?を理解できていないとマンダラチャートを作成するだけがゴールになってしまいます。下記の3つのポイントを抑えることでマンダラチャートの理解が更に深まるハズです。
PDCAサイクルを活用する
ここで重要なフレームワークが一つあります。それは、PDCAサイクルです。ゴールが決まったら、どう走っていくのか?を常に決める指針が必要になります。そこで、プランから改善まで出来るフレームワークをしようすることは目標達成の近道となります。
人に見せる
自分だけでなく、他の人にも見てもらうことは客観的な情報を得ることができるからです。他の人の意見を取り入れることで物事が上手くいくためのヒントになります。ある意味、公言してからがスタートなのかもしれません。
達成するまでやめない
最後のポイントは、当然に感じるかもしれませんが真ん中に記入した目標を達成するまでやめないことです。途中での変更は多分にあると思いますが、根っこの目標が変わることはほぼないハズです。目標が変わるタイミングは達成したときです。目標達成にエネルギーを注ぐから”成功”できます。誰も”失敗”したいと思っている人はいませんが、継続できない人は多くいらっしゃいます。
まとめ
今回は、メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手も活用していたマンダラチャートについてご紹介しました。目標を立てるだけが目標になってしまうと、いつまでも成功せずに他者に対する妬みや嫉みばかりを言ってしまうこともあります。
時間のかかる作業にはなりますが、作成し、実行することで今よりも仕事の精度を高めることで売上や新患など接骨院で目標にしている数値の達成が見えてきます。
本気で目標を達成したいけどなかなか手法がわからなかったという人の参考になればうれしいです。
冒頭にもご紹介しましたが、マンダラチャートに興味を持った方は一度こちらの本をご覧になってからですと更に目標達成に近づく時間になると思います。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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