突然ですが、接骨院(整骨院)経営でKGI、KPI、KFSを扱っていますか?
「なんだそれ?そんなの知らなくても経営できてるよ!」
そんな風にお考えの方、ちょっとお待ちください。
KGI、KPI、KFSを扱うことは健全な経営が出来ているのかを確認するための
重要なフレームワークになります。
今回、初めて聞いた方も今日学んでスグに活かすことができるよう
詳しくご紹介していきます。
- KGIとは?
- KPIとは?
- KFSとは?
- KGIとKFSの関係
- KPIとKGIの関係
- まとめ
英語だらけで嫌になるのは分かります・・・。
けど、このブログをお読みいただいているということは
現状の経営から改善したいと感じているのではないでしょうか。
経営をしていく上でとても大切なフレームワークですので
ぜひ最後までご覧いただけるとうれしいです。
KGIとは?
KGIとは、Key Goal Indicatorの略称です。
日本語に直すと”重要目標達成指標”と言います。
接骨院(整骨院)経営での大きな戦略目標をここに当てはめます。
KGIは会社や店舗の方向性を決める大事な指標です。
旅行に行くときにもどこに行くかを決めますよね?
それと同じようにどんな経営戦略で運営していくのかが決めていきます。
接骨院経営の場合だと、売上高・利益率・来院数・新規数・患者数・来院頻度など
KGIである目標が決まることで短期・中期・長期での戦略が立てられます。
KGIを売上高としたときに
月間100万(短期)・半期で600万(中期)・1年で1200万(長期)というような
いつまでにどのくらい?という定量化かつ、分かりやすい内容で考えていきます。
ここで大切になってくるのは、この後に出てくるKPIとの関連性です。
KGIをブレイクダウンしていくとKPIが決定されます。
KPIとは?
KPIとは、Key Performance Indicatorの略称です。
日本語に直すと”重要業績評価指標”と言います。
KGIよりも小さな(ブレイクダウンされた)目標設定となります。
KPIの達成がKGIの達成に直接的な関係性を持っており
KPIは1つではなく、複数用意することができます。
接骨院(整骨院)経営の場合
先ほどのKGI(短期)の月間売上高100万円を扱ってみましょう。
接骨院(整骨院)が売上を伸ばそうと考えた際に
何によって構成されているか考えたことはありますか?
主に健康保険請求金額、自費治療金額、物販金額、交通事故請求、労災保険など
簡単に挙げるとこのような構成になっていると思います。
その中で経営している接骨院(整骨院)の伸ばすべきポイントを抽出し
KPIを設定することでKPIが達成したときにKGIの売上高100万円が達成しているイメージです。
つまりこの金額は業績を図る重要な指標ということが
お分かりいただけると思います。
漠然と「100万円の売上を目指そう!」ではなく
接骨院(整骨院)経営に関係する事柄一つ一つの積み重ねが売上になるので
ここはとても大切な部分になるのでしっかりと実践できるようにしましょう。
KGI、KPIを紹介してきましたが、具体的に何に注力するのか。
成功するための鍵を握る要素を決めるのが次のKFSになります。
KFSとは?
KFSとは、Key Factor Successの略称です。
日本語に直すと”重要成功要因”と言います。
先ほどご紹介したKPIは具体的な数値指標ですが
KFSは言葉の通り、成功するために重要な要因を見つける必要があります。
成功するための要因なので抽象的な言葉になるケースが多いです。
接骨院(整骨院)の経営であれば、問診時の言葉遣いや施術後の評価など
改めて患者様に対して重要だと感じる内容がここには挙げられます。
知識や技術の向上=売上だと信じて経営をしていると
思わぬところでのミスに気付かずに結果的に離反者数が増えて
売上が伸び悩んでしまう”負のスパイラル”にはまりやすくなります。
何気ないところに重要なことは隠れていたりします。
今一度、経営をしていく上で重要な成功要因は何かを考えてみてください。
※もちろん知識や技術が至らないと感じる場合にはそれが成功要因に挙がります。
KGI、KPI、KFSと分解して理解できたら
次はそれぞれが連動するように考えていきます。
KGIとKFSの関係
KFS・・・重要成功要因
KGI・・・重要目標達成指標
この2つは、目標達成をする上での指標数値に対して
成功するための要因は何なのか?を見つけることが大切になります。
ここで気を付けるべき点は売上に対する数字だけに目がいくパターンです。
もちろん、売上を上げたいので分かりますが支払うのは顧客側です。
つまり単純に来院頻度や回数券を多くすれば売上が上がるという目線だと
顧客思考ではなく、主観的思考で考えていることになり
安定した経営状況を作り出すのが困難になります。
短期的には売上は増加するかもしれませんが
中長期で考えると再び躓き悩む時期が来る可能性が高いです。
売上100万円に対して、現在の改善すべき点を考えてみましょう。
治療前後の身体評価が足りないのであれば、”治療前後の身体評価”を
重要成功要因に入れてみてもいいかもしれません。
治療前後の身体評価は実施した際に満足度の向上につながりますし
結果的に施すべき施術内容の見直し(サービス提供の質)ができるので
本当に患者様が必要な治療が提供できるようになります。
KPIとKGIの関係
この2つは、両方とも数値を扱うので順調かどうかを
こまめに計測することが大切になります。
KPIの積み重ねでKGIが達成されることは先ほども説明しました。
1ヶ月は基本的に30日4週間で考えることができるので
いつ計測すべきかはお任せしますが5日ごと、10日ごと、1週間ごとなどがベストです。
期間の設定は自由ですしもっと言えば毎日計測すべきこともあるかもしれません。
沖縄県から北海道47都道府県に旅行しようとしたときに移動の際に
今どこにいるのか(現在地)は必ず把握しますよね。
それと同様に目標の数値に対して今はどのくらいなのか。
=現在把握がここでは重要になってきます。
旅行では現在地を把握するのにビジネスだと急にめんどくさくて行わなかったり
現実逃避をするように数字を月末まで考えないようにしているのであれば
今すぐからでも変えられる思考なので参考にしてみてください。
まとめ
接骨院(整骨院)経営で大切なフレームワーク
KGI、KPI、KFSについてご紹介しました。
すべてが連動して初めて売上達成だけでなく安定した経営につながります。
売上数値は結果でしかなく、KFSやKPIのような具体的な指標を掲げた
院運営を行なえるとおのずと結果に変化が出てきます。
最初は作成したり、把握するのに時間を要するかもしれませんが
1ヶ月、2ヶ月とやっていくうちに身についてきます。
接骨院の経営を漠然としていた先生がいらっしゃいましたら
今日からでも取り組んでみてください。
\最後までご覧いただきありがとうございました/
コメント