接骨院の経営をしていてこんな悩みありませんか?
「目的と目標の違いって正直分からない」
「数字の目標はあるけどやりがいを感じない」
「自分以外のスタッフに伝えているけど理解されてない」
経営者やチームリーダーが抱えやすい悩みではないでしょうか。
「何回も言葉で伝えても伝わらない。」
この悩みを少しでも解決できるように
目的・目標の捉え方について一つずつ紐解いていきます。
人は無意識に”目的”を決めながら生活していることについて考えたことありますか?
皆さん突然ですが、目的とは何のことか言えますか?
そもそもですがマネジメントする人が
目的を理解していない状態で経営している場合は黄色信号です。
「目的はハッキリ言えないけど、目標は決めているので言える」
このような場合、例えるとするならばゴールの分からないマラソン大会に出ているのと
同じ状態なので走り続けるときにどこまでに、どれくらい?という疑問が出てきます。
”目的”と”目標”
この2つ無しに安定した経営は難しくなります。
また目的と目標はとても深い関係性にあります。
今回は経営する上でのスタートラインに立つための重要な基礎です。
下の画像がヒントになっています。
画像に書かれている目標と目的の中身をこれから
紹介していきます。
目的とは何か
目的とは最終的なゴールのことを指します。
最終的に到達したいゴールに対して抽象的な内容を掲げます。
[ビジネスの場合・・・経営における状態やビジョン]
(例/接骨院(整骨院))
地域に愛される接骨院、人から頼られる接骨院、○○市の健康促進サポート など
上記のようにどんな接骨院(整骨院)でありたいかを掲げましょう。
「いきなり目的なんて言われてもすぐに出てこない、思いつかないよ~」
このように感じたときには自分自身が大切にしていることを書き出して
つなぎ合わせてみるのもいいかもしれません。
大切にしていることが1つもないということは無いと思います。
元気・明るさ・人柄・おもてなし・施術内容・知識など
思いつくだけ紙に書き出してから考えてみましょう!
そこから紐づけて1つの言葉にしていきましょう。
この目的決めをすることで目標が立てられますので時間をかけてでも決めることが大切です。
目標とは何か
目標とは目的を達成するための具体的な標(しるべ)になります。
ビジネスで目標を決める際に重要なポイントは数値化されていることです。
目的と異なる点は達成の有無がハッキリとわかる点です。
(例えば、月間売上高500万円や貯金1000万円など)
また、目標達成の先には目的があることも大切となります。
先ほどの例に挙げた売上高500万円を到達したとします。
その際に最初に決めた目的と不一致している場合どうでしょうか?
「患者様の笑顔が絶えない接骨院」を目的としたと仮定します。
その際に売上高は達成しているものの、この目的とは異なる院内状況だと良い状態とは言えません。
院内が殺伐とした雰囲気で、患者様が気を遣ってしまうような状況を考えてみてください。
やはり、このような状況は良くないですよね?
目的と目標の扱い方
次に大切になってくるのは”目的”と”目標”をどう扱うかです。
目的が立てられて、初めて目標を作ることができることはご理解いただけたと思います。
結論として目的があるから、目標が立てられます。
マラソン大会に出ようとしたときに何キロ走るか分からない大会には
出ようと思わないですよね?
5キロ、10キロ、ハーフマラソン、フルマラソンetc
こういったゴールが分かっているから走ろうと思えるはずです。
完走したいという目的が立てられるから
何分で走りたいという目標を立てることができるわけです。
このように目的と目標は切り離せない関係にあります。
(接骨院の例)
「患者様の笑顔が絶えない接骨院」・・・目的
月間売上目標○○○万円、月間来院数○○○人
このように目的は抽象的な内容が入り、目標には具体的な数値が出てきます。
目的と目標の扱い方で最も大切になることは、「逆算思考」です。
目的から現在地を考え、そこから目的に向かって目標を立てる。
この順番を間違えるとなんのための目標なのかを答えられなくなります。
先ほどの目標のところでもあったように目標達成の先に
目的があることを忘れてはいけません。
なので現在地から目標を決めるのではなく
目的から逆算して何が必要なのかを考えていきましょう!
逆算して考えた物事に対して短期・中期・長期で目標を決めていきます。
[”目的”と”目標”】
この違いを理解することがビジネスのスタートラインです。
今までぼんやりと経営してきた方や目的と目標の区別が理解できなかった方は
今日から見直してみましょう。
接骨院経営で意外と設定されていない、目的と目標。
どのくらいの売上だったのかという結果よりも
過程やその先のゴールを考えて経営する方が楽しくなるはずです。
最初から色々と思いつかなくても、目的と目標を常に意識することで
接骨院に来ていただく患者様に感謝の気持ちが現れると思います。
次回は目的と目標を扱うフレームワークについてご紹介します!
\最後までご覧いただきありがとうございました/
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