こんにちは、kazuです。
接骨院(整骨院)の売上がもっと増えてほしい。
こんな風に考えている人に読んでほしい内容です。
今、多くの接骨院(整骨院)は保険が厳しくなるという観点から
自費移行を進めるコンサルティングが増加しています。
この移行は本当に望んでいることですか?
柔道整復師という資格を取得したにもかかわらず
自費治療を選択している方は多くいます。
外傷に対して整復処置や施術を行なえるのは
医師の次に柔道整復師です。
この資格を最大化させるには、従来通り専門学校で習う
解剖学、生理学、柔道整復理論を臨床現場で応用することです。
今回はこれからの接骨院(整骨院)業界の
大切な指標について確認していきましょう。
これからの接骨院(整骨院)業界はどうなる?
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個人的には今の接骨院(整骨院)業界は二分化が加速すると予想しています。
①従来の柔道整復師の資格を活かした業務内容の接骨院(整骨院)
②整体院と変わらない骨盤矯正など自費メインの接骨院(整骨院)
正直②に関しては、接骨院(整骨院)ではなく整体院です。
実際に働いている職場はどうでしょうか?
今後開業を考えている人や院を任される人は
この違いをよく理解しておきましょう。
自分はどのステージで戦うのか。
当然ですが軸がブレれば売上は安定しません。
ここで整体院がダメということではなく
接骨院(整骨院)を名乗るのであれば本来の姿で
経営をしていけば”保険が使えない”という思考にはならないはずです。
捻挫や骨折、脱臼の処置ができるから保険が使えるのであって
それ以外に保険を使おうとするから使えないのです。
正しい保険請求は正しい経営方針で決まります。
これだけは忘れないようにしておきましょう。
接骨院(整骨院)で重要な視点は?
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大前提として、解剖学や生理学がインプットされており
患者様にその情報を正しくアウトプットできる力が大切です。
○○式、○○法など応用に飛びつきがちですが
骨・神経・筋肉・靭帯これらの身体の構造、機能を理解していないのに
応用はまず難しいです。
ですが上記のように技術向上に目を向けすぎるあまり
大切なことが頭から抜けている可能性もあります。
例えるなら、プロ野球選手のやり方をいくらインプットしても
そもそも打ち方、投げ方を理解していない状態では
プロ野球選手のマネをすることは難しいですよね?
まずは、基本に忠実に野球の動作が出来るようになってから
応用の部分に目を向ける方が断然成長スピードも異なります。
このように応用に飛びつくことよりも”基礎”に目を向けること。
一番大切なことですが一番見落としがちです。
誰にも起こりうることですので
PDCAサイクルでも紹介したように
Check(評価)の現状把握が大切です。
今の解剖学、生理学、軟部組織総論、柔道整復総論など
改めて”基礎”に目を向けて振り返るようにしましょう。
自分の強みは何か?
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次に大切になるのは、「あなたの強みは何ですか?」
この質問にスグに答えられる方は、常に意識している方だと思います。
逆にこの質問にスグに回答が出てこない方は現状を打開するヒントが隠れている可能性があります。
自分の強みを言えない、分かっていない状態は必殺技を持っていないRPGの主人公と同じです。
この強みこそ経営で成功していくための鍵となります。
このフェーズでの強みとは、人間性など内面も大事ですが
あくまでも国家資格者としての強みです。
(例)
・捻挫においての初期処置、治癒までの期間説明ができる
・骨折の整復がスムーズにでき、固定環境を作るのが得意
・サッカー選手のケガ全般サポートでき、テーピングも2分以内に巻ける
上記のように具体的に自分をどう活かせるのかを考えていきましょう。
繰り返しになりますが「あなたの強みは何ですか?」というこの質問に
答えられずに経営を成功させるのはギャンブル性が高いため
一時的に売上増加はあっても安定しないのです。
スグに思いついた方も、思いつかなかった方も
ここまでにお話してきた現状の経営状況を見直すことはとても大切です。
次の売上増加のコツを見てヒントになれば幸いです。
売上増加はコレで決まる
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ここまでの流れでおおよそ大切なことは洗い出すことができました。
重要なのはこの後です。
サッカーで言えば、ルールを覚えたら次にすることは
試合ができるチーム状態にしていきますよね。
つまり「自分の強み」が分かったら次に「活かし方」を考えていきます。
この考え方から物事を捉えていくと結果的に差別化につながります。
では、冒頭の接骨院(整骨院)の業界はどうなっているのかを振り返ってみましょう。
コンサルティングが自費移行を勧めているんですよね?
接骨院で行うべき施策は、外傷(怪我)に対して
適切な処置ができるようにすること。が大切です。
なぜならば、今や接骨院(整骨院)業界は整体のような店舗が増えて
骨盤矯正や長い時間のマッサージを行っています。
それはつまりレッドオーシャンであるところへ自ら飛び込みに行っているのです。
市場競合が多くなってきている=選ばれる確率を下げてしまう
ここに気付くかどうかがカギです。
骨盤矯正やマッサージに特化した院を作るのではなく
包帯や固定を用いた外傷に対する適切な処置を行って
保険請求を行なう。
それと同時進行で自費施術の分野にも取り組む。
どちらか1つを選択するのではなく
2つを掛け合わせて患者様が選びやすい接骨院(整骨院)を
目指しましょう。
収入の柱を増やすのはどちらかに絞って経営するよりも
リスク軽減にも繋がるので現状の運営方法を見直してみてください。
運営方法は会社であればある程度決まってしまいますが
個人院の場合にはやり方のバリエーションは取り入れやすいので
1つの店舗で複数の収入源が作れる体制にしていきましょう。
まとめ
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今回は骨盤矯正やマッサージの自費メインの接骨院(整骨院)経営に
移行しようとするとリスクが伴うことをお話ししました。
現状を正しく把握することは、細かく分析していく必要があります。
『売上高を○○○万円にする』といった数字だけを見るのではなく
何が売上を構成しているのか。
また、柔道整復師の資格を活かした業務になっているのかも確認しましょう。
捻挫・打撲・挫傷・骨折・脱臼に対して行なう施術には保険請求が可能です。
保険適用外の方には自費施術を行なうことで2つの収入の柱を作れます。
今回ご紹介した内容は現在の接骨院(整骨院)経営コンサルティングにはない施策になります。
保険請求が厳しくなっている=自費移行にはチョット待った!というのが私見です。
\最後までご覧いただきありがとうございました/
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